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2012/01/24

【d.schoolメソッド】ブレインストーミングのルール

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d.schoolメソッド
今後、d.schoolがクリエイティブコモンズライセンスのもとで公開しているMethodsを数十回に渡り日本語訳していく。後にPDF版も作成し、印刷/配布しやすくする予定だ。


尚、翻訳元のコンテンツは、原著作者(d.school)を記載し、権利設定を継承、そして非営利である限りにおいて、他の人が編集/再利用することを許可している。(CCライセンスに関しては本記事末尾を参照)

▶テーマ: d.school流ブレインストーミングのルール(Brainstorming)

【キーワード】
発言は一度に一回
量を重視せよ
ヘッドライン(見出し)のように
他の人のアイデアに乗っかれ
自由奔放なアイデアを奨励せよ
見やすさも大切に
主題から離れないように
意見は異なってよい - 違う意見を遮らないように


▶なぜ、ブレインストーミングか? (WHY brainstorm)

ブレインストーミング(以下ブレスト)は、座って、紙とペンを持つだけでは浮かばないようなアイデアをたくさん生み出す為に便利な手段だ。ブレストのミソは、複数人が互いに関わり合い、耳を傾け、他人のアイデアの上に更にアイデアを構築していくことで、集団の思考を最大化することにある。

また、ブレストをすることで、自分の頭の中の評価を下すような部分を安め、創造的な部分を活動させる、まとまった時間を得る事ができる。ブレストは、デザインのあらゆるプロセスに活用でき、何かを解決したい時だけでなく、新たなアイデアが欲しいときにも有用だ。


▶ブレインストーミングの方法(How to brainstorm)

ブレストの時は、意識的に「ブレストモード」に入る事が重要。目標はできる限り多くのアイデアを生み出す事であり、ブレストでは一つ一つのアイデアに判断を下すことは必要ない。短時間(例えば15分~30分)に集中すること。ホワイトボードの前や、机の周りに集まり、活動的になるような姿勢をとるとよい(立つorシャキッと座る)。メンバーは、近くに集まること。

明確に記入すること。『How-Might-We(HMW) question』はブレストに非常に便利なフレームだ。(*HMW: How-might-we?とは、~したらどうだろうか?という意味。ポストイットにも省略してHMWと記入することが多い。)



最後に、ブレストを理解する為に以下の二点をおさえておきたい。
  1. わかりやすく記述(Scribe): 読みやすいように記入する。参加者はアイデアを読み上げ、ボードに集められたアイデアにも目を通す。自分の好みに関係なく、すべてのアイデアを把握するという事は非常に重要。
  2. すべてを共有(All-in): 参加者は、浮かんだらすぐさまアイデアを書き留める。その後、内容を読み上げて皆と共有する。ポストイットはブレストに最適なツールだ。書き記した後、ボードに貼付けることもできる。

ブレインストーミング活性化の方法を実践してみよう。クリエイティブなアウトプットを増やす為のツールであり、是非周囲の人にオススメしてみて欲しい。

出典: Use our methods - d.school

【CCライセンス】
クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この記事は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 3.0 非移植 ライセンスの下に提供されています。
尚、オリジナルのコンテンツはスタンフォード大学d.schoolウェブサイト内にあります。

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